今回は配信ライブ「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5」のDay5で松本さんが使用したギターについて簡潔にですがまとめていきます(一部のギターは関連記事のリンクを貼っています)。
⇒2021/03/29更新
松本さんご本人からフライングVに関して言及がありましたので追記しました。
目次
Gibson Flying V (Korina)
半音下げチューニングで「GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-」「兵、走る」の2曲で使用されました。近年よく使用されているブラック・ピックガードの50周年モデルとは違いホワイト・ピックガードが装着されている初登場のフライングVです。
このフライングVの素性に関しては個人的には検証・特定済なのですが、現時点で松本さんサイドから公式発表されていませんので控えさせていただきます。詳細については公式発表された後に語りたいと思います。
⇒2021/03/29更新
3月28日放送の『YOSHIKI CHANNEL』内の「B’z 松本孝弘 × X JAPAN YOSHIKI Online スペシャル対談」にてヴィンテージのフライングVであることが松本さんご本人から語られました。詳細については5月10日発売の「TAK MATSUMOTO GUITAR BOOK」にて語られると思いますので一枚だけ写真を載せておきます(下の写真は松本さんが入手した現物です!超有名な一本ですので検索すればすぐに見つかると思います!)。
写真:プレイヤー・コーポレーション『Player』2013年12月号 P.94
⇒2021/06/05更新
下記記事に簡潔に追記しました(「HINOTORI」のレコーディング・シーンあり)。
余談ですが、ギターブックに掲載のコンパクトエフェクターの中に1990年代にメインで使用していたロックマン製品のリバイバル品があることが話題になりましたが、このヴィンテージ・フライングVを所有していた楽器店企画の製品ですのでその繋がりで頂いたものと考えるのが自然かと思います。この件をツイートしたところリバイバル製品の公式アカウントにリツイートされました(笑)

Gibson Explorer
全音下げチューニングで「さよなら傷だらけの日々よ」で使用されました。ブラック・ピックガードにゴールドのバレル・ノブ、樹脂製つまみのクルーソン・ペグ、オープン・オーのギブソンロゴなどこれまでに販売されていたどのエクスプローラーにも該当しない仕様を備えていて、よく見るとボディ材は薄めのトップ材を貼り合わせた二層構造になっているようですが詳細不明です。2019年にギブソン社訪問時にエクスプローラーを持った写真がSNSに投稿されたことからニュー・シグネイチャーではないかとの噂が流れた際にファンクラブ会報で否定していましたが、そうなると今回のエクスプローラーはどう説明されるのか続報に期待します!
⇒2021/05/10更新
本日発売のギターブックで詳細が判明しました。ネタバレとなるため当面追記は控えますので是非ギターブックでご確認ください。
Gibson Custom Shop TAK Matsumoto DC Standard Gold Top Aged #TAK G001
写真:プレイヤー・コーポレーション『Player』2018年4月号 P.64
「声明」「HEAT」「有頂天」「C'mon」の4曲で使用されました。レスポールとのサウンドの違いがはっきり出ていて、長きにわたり松本さんを支えてきたシリーズであることを改めて感じさせられました。

Gibson 1959 Les Paul Standard #9-0308
写真:リットーミュージック『ギター・マガジン』2020年9月号 P.192
「わりとクリーン系に合う気がします(出典:リットーミュージック『ギター・マガジン』2020年9月号 P.190)」と語っていた通り「Classmate」「マジェスティック」のクリーントーンがメインの2曲で使用されました。

Gibson Les Paul Custom ‐清正‐
写真:リットーミュージック『ギター・マガジン』2020年9月号 P.193
今回の配信ライブ全体を通してメイン機の一本として大活躍した、独特なサウンドが印象的なレスポール・カスタムで「フキアレナサイ」「世界はあなたの色になる」「Still Alive」の3曲で使用されました。

Gibson Custom Shop Jeff Beck 1954 Les Paul Oxblood Aged Signed #10
写真:リットーミュージック『ギター・マガジン』2020年9月号 P.193
近年松本さんがハマっているバーブリッジ仕様のレスポールの中で最初に入手した一本で今回は「WOLF」のみで使用されていました。
Gibson Custom Shop Tak Matsumoto Les Paul Standard Canary Yellow Prototype 2017
写真:リットーミュージック『ギター・マガジン』2019年11月号 P.247
全弦半音下げ+6弦のみさらに1音下げチューニングで「RED」で使用されていて、すっかり半音下げなどの変則チューニング用レスポールとして定着した感があります。

Gibson Custom shop Edition Les Paul Reissue Gold Top 1991 #1-5283
写真:リットーミュージック『ギター・マガジン』2019年11月号 P.246
今回の配信ライブ全体で最多となる16曲で使用されましたが、Day5では新曲「YES YES YES」の1曲のみの使用でした。


おわりに
以上簡単に紹介しましたが、注目はやはりフライングVとエクスプローラーですよね。公式発表が待たれるところですが早ければ今月末発送のファンクラブ会報で語られるのではないかと密かに期待しながら続報を待ちたいと思います。