今回は「B'z LIVE-GYM 2022 -Highway X-」で松本さんが使用したギターについて簡潔にですがまとめていきます(一部のギターは関連記事のリンクを貼っています)。
なお、使用ギターは2022年11月27日の神奈川・ぴあアリーナMM振替公演に準じていますので、他公演ではこれ以外のギターも使用されている可能性があることをご了承ください。
目次
Gibson 1955 Les Paul Gold Top #5-9937
写真:リットーミュージック『ギター・マガジン』2020年9月号 P.192
近年ハマっているバーブリッジ・レスポールの中でも特に使用頻度の高い「ハムバッカー仕様に改造した1955年製ゴールドトップ」(以下「55GT」)で、今ツアーでもメイン機として「SLEEPLESS」「Hard Rain Love」「Thinking of you」「裸足の女神」「You Are My Best」「ZERO」の6曲で使用されました。
※最新の会報では2022年7月に発売された最新シグネチャー・モデル『Gibson Tak Matsumoto 1955 Les Paul Goldtop』(以下「TAK1955」)をメインで使っているとのコメントがありますが、リアピックアップとバーブリッジの位置関係から実際に使われていたのは55GTです。
また、以前の会報でもソロアルバム『Bluesman』の時からTAK1955を使っているようなコメントが見られるなど、松本さんご本人は「55GT = TAK1955」と認識されているようです。

⇒2022/12/08更新
下記ツイート・リンク先のライブレポート内でも55GTであることがはっきりわかる写真が掲載されていますのでぜひ確認してみてください。
【NEWS】ナタリー:B'z LIVE-GYM 2022 -Highway X- ライブレポート#Bz#LIVEGYM#HighwayXhttps://t.co/JLaGFh9zpK
— B'z (@Bz_Official) November 29, 2022
ERNIE BALL MUSIC MAN EVH Trancelucent Pink #86255
写真左:シンコーミュージック『GiGS』1995年11月号 P.12
写真右:シンコーミュージック『GiGS』1997年6月号 P.33
2018年に手元に戻って来たのを機にすっかりアームプレイを必要とする楽曲のメインギターに返り咲き(同時に中古市場でも再び高騰していて、100万円近い値が付くことも珍しくありません)、今回は「ultra soul」で使用されました。

Gibson Custom Shop TAK Matsumoto Double Cutaway Prototype #2007-4
写真:プレイヤー・コーポレーション『Player』2018年4月号 P.63
近年使用頻度が高まっているダブルカッタウェイの中でもタイトなサウンドが特徴で「イチブドゼンブ」で使用されました。
余談ですが、松本さんの全所有ギターの中で最も使用期間が長いシグネチャー・モデルはこの個体です。

Gibson Custom Shop TAK Matsumoto DC Standard Gold Top Aged #TAK G001
写真:プレイヤー・コーポレーション『Player』2018年4月号 P.64
前述の黒いダブルカッタウェイと共に近年再び使用されている1本で「愛のバクダン」で使用されました。

Gibson Custom shop Edition Les Paul Reissue Gold Top 1991 #1-5283
写真:リットーミュージック『ギター・マガジン』2019年11月号 P.246
近年ステージでのメイン機として再び大活躍の1本で、今ツアーでは前述の55GTと共にダブルメインとして「Daydream」「マミレナ」「COMEBACK -愛しき破片-」「YES YES YES」「UNITE」の5曲で使用されました。
この個体は昨年開催の「B’z presents LIVE FRIENDS」公演前にメンテナンスに出されていたことが担当された楽器店のSNS投稿で判明していて、当時の配信ライブにて違いを確認しています。
その後、メンテナンスを担当した職人さんに直接お会いした際に答え合わせも済んでいますが、専門誌の機材レポートなどにメンテナンス内容がわかる写真が掲載されるまでは当ブログへの記載は控えますのでご了承ください。
Repair Works for TAK Matsumoto.
まだまだ現役として活躍出来るよう、各種作業を施させて頂きました。#TAKMatsumoto#BZ#松本孝弘 pic.twitter.com/We5axXo9tw
— G'Seven Guitars (@g7_guitars) October 28, 2021


Fender 1952 Telecaster #4085
写真:プレイヤー・コーポレーション『Player』1997年7月号 P.184
1995年の入手以降、恐らく人前で弾くのは初となるヴィンテージ・テレキャスターで「山手通りに風」で使用されました。

Gibson 1961 Les Paul Standard #15712
写真:プレイヤー・コーポレーション『Player』2017年3月号 P.23
所謂「SG」として知られているモデルを契約上の理由により「レスポール・スタンダード」として販売していた、松本さんの生まれ年の1961年製で「Highway X」で使用されました。

余談ですが、オリジナル状態はこのギターを手配した楽器店のSNS上で現在も見ることができます(50周年記念フライングVも一緒に写っています)。
本日、米国より無事に到着!長年お世話になっております、とあるミュージシャンの方からのご要望で緊急入荷しました。1961年製SGと2008年製コリーナVです。共に素晴らしいコンディション、サウンドです! pic.twitter.com/eN9IzzsWPC
— G'Seven Guitars (@g7_guitars) December 22, 2014
Gibson Custom Shop 50th Anniversary 1958 Korina Flying V 2008 #8-8163
写真:リットーミュージック『ギター・マガジン』2019年11月号 P.247
2014年末の入手以降、レコーディング・ツアー共に使用頻度の高い50周年記念のコリーナ製フライングVで、今ツアーでは半音下げチューニングのメインギターとして「兵、走る」「さまよえる蒼い弾丸」「リヴ」の3曲で使用されました。
おわりに
今回は「B'z LIVE-GYM 2022 -Highway X-」の使用ギターについてまとめました。
各ギターの最新状態については専門誌やネット上のサイトでの機材レポートが待たれるところですが、松本さんのソロアルバム『Bluesman』発表時のレポートを最後に3年以上経っていますので是非とも企画していただければと思います。